クライアント考察 その3

wxPythonを使う

modo ディスカッショングループで相談したところ、どうやらmodoにはカスタマイズ可能なスプレッドシートが用意されていないようです。方針を変更してwxPythonでGUIを作っていきたいと思います。

modoにはwxPythonのモジュールはインストールされていないので、wxPythonでGUIを作成したとしても、そのまま利用することはできません。そこで、py2exe(py2app)を使ってアプリケーション化し、それをmodoのスクリプトで呼び出すことにします。
今回作成するものは、modoとはリアルタイムで情報をやり取りするわけではなく、インストール場所の情報をもらえればいいので、どうやらこれでうまくいきそうです。

とりあえず、簡単なアプリケーションを作成してみて、実際にmodoから呼び出せるのかどうかを試してみなければなりません。wxPythonが利用できるかの判断はそこまで保留です。

なぜwxPythonなのか?

ネイティブアプリケーションを作る方法は他にもいくつもあるため、他にも選択肢は考えられます。また、データのやり取りはJSONを介して行うので、JSONをパースすることができれば何でもいいのです。

ですが、ここで一つ注意する点があります。modoはWindowsとMac両方で動作するということです。ですから、今回作成するものも当然クロスプラットフォームが望まれます。それぞれの環境でネイティブアプリケーションを作るという方法もありますが、サーバーからクライアントまで言語を統一したいのでwxPythonを使うことにします。

wxPythonのセットアップ

wxPythonのホームページに行ってライブラリをダウンロードしてきます。インストーラーが配布されていますので、自分のプラットフォームにあったものを選びます。

GUIのデザインを行うにあたって、wxFormBuilderがあるとデザインが容易になります。コントロールのパレットから必要なものを選んでGUIを作っていくのは、DelphiやC++Builder、Windows Formを思い出させます。wxPythonは画面を作るのに比較的少なめのコーディング量で済みますが、それでもコーディングからデザインまでの時間が短ければ、時間を節約することができます。


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